編集委員会

　近畿産科婦人科学会の学会誌である「産婦人科の進歩」の歴史は1915年創刊の「近畿婦人科会会報」から始まります。このような伝統のある学会誌の編集委員長をつとめさせていただくのは、非常に光栄なことと存じます。
 
　専門医試験申請のために、「産婦人科の進歩」誌には、10年ほど前から若手医師からの症例報告などの論文が、数多く投稿されるようになってきました。多忙極まりない日常の臨床業務をこなしながらも、論文を投稿していただけるのは、専攻医の自覚のみならずその指導医の努力のたまものと感謝申し上げます。
 
　本誌は、投稿された論文について、近畿の中核病院の産婦人科指導医と12大学の産婦人科教員の２名に査読を依頼するのみならず、大学や中核病院から選出された14名の常任編集委員全員で全ての論文を審査しいます。本誌の一番の使命は、近畿の産婦人科において、リサーチマインドを広めることであると考えており、そのために妥協することなく論文の質を高めるようにしております。
 
　編集委員一同、質の高い雑誌作りを目指して、努力していきたいと思いますので、ご支援とご鞭撻をなにとぞよろしくお願いいたします。